あさかぜ通信 種子島クルージング13日目 鹿児島県坊津→甑島手打

あさかぜ通信
31日0530坊津出港 1100甑島手打港入港 途中約百頭のイルカに遭遇 明日天草下島高浜港予定 本日36M。

去年台風に遭って行けなかった甑島(こしきじま)へ向かう。「甑」は昔の「蒸し器」(陶器製)の意、「甑」の形をした大岩があったことから名づけられたという・・・

下甑島地図


今日も朝焼けがきれいだ、坊津港の背後に風車が点々と見える・・・

セール全開!

野間岬沖でイルカの群れ(20頭程度)に遭遇、カモメも群がっていたので魚の群れを追ってたのだろう・・・

しばらくたって、下甑島手打港沖で、再び100頭を越えるイルカの大群に囲まれる!
ヨットの周りを併走したり、下を潜ったり・・・10分間くらい、こちらが遊んでもらったようなものだ!


手打港の周囲はリアス式海岸に囲まれ、奇岩が続く・・・

手打港入り口。「手打」の由来は、平家の落人がこの港に来て「ここは素晴らしい港だ!」と、手を打って喜んだことからきたと言われている。生臭い手打の話では無かった!

灯台を左に見て、回り込んだ先に漁港がある!

手打港地図

漁港に入ってすぐ左、「港内スロー」と書いてある看板のすぐ下の空き岸壁に泊めさせてもらう
最近出来た岸壁らしく、チャートにも載ってない。それほど高くないので、乗り降りも楽だ。

漁協の前には、真新しいポンツーンがある(ここは係留禁止!)

真昼の漁港は出入りする船も無く、静かそのものだ・・・

歴史ウォッチング・・・手打地区には、薩摩藩時代の武家屋敷跡など数多く残っている
港の入り口にある武家

武家屋敷通り
この中の一角に、森進一の「おふくろさん」の歌碑があり、中に入ると「おふくろさん」の唄が流れる・・・ここ、下甑は彼のお母さんの出身地なのだ!

下甑の歴史を伝える「郷土館」も、この通りにある

熱心な係員さんの話に耳を傾けるY本・I駒両氏・・・

手打浜は海水浴シーズンだというのに人っ子一人居ない!(この浜の前で、無料シャワーをお借りする。)
前方、凹んだところが手打港だ。

今夜の夕食は、武家屋敷通りから10分ほど、スーパーリョーコーの少し先にある居酒屋「翔」

あまりにも旨く、お替りしたシビの刺身(シビはマグロとヨコワの間)

今日の焼酎も当然ながら地元手打の吉永酒造場製「五郎」
同じ醸造元の「甑州(そしゅう)」もすすめられたが五合3,600円と言われたので断念。博多だと、1万円はする!?とのこと・・・ちなみに五郎は、その半値!