久しぶりに面白い本を読んだ! 下川博著「弩 ど」
変わった題名と洒落た装丁に惹かれて手にとったが、結果大当たりだった!
文句なしに面白い!
一気に読める!!
愉快、痛快!!!
特に、本書の舞台となる鳥取県の人・隣の岡山県の人にとって必読の書
【あらすじ】
時は南北朝時代、後醍醐天皇・楠木正成らの活躍する時代。
因幡の国、智土師郷(ちはじごう)の貧しい農民が、柿渋のブランド化に成功し豊かになる。それを狙ったならず者集団に立ち向かい、自ら武器を手に戦った農民達の物語である。
シチュエーション的には「7人の侍」そっくりだが、本書では戦うのは正真正銘農民たち!そして、そのための武器が「弩」なのだ。
【主な登場人物】
吾輔(ごすけ) 身分の低い農民だったが、柿渋のブランド化に成功、村を豊かにする
澄 吾輔の娘
光信 領主代行の若い僧侶
小萩 吾輔の後妻
義平太 小萩の兄、楠木正成の家臣
著者の下川博氏は、1948年2月10日生まれ。早稲田大学を卒業後、脚本家として活躍。