いつもの会「岡山歴史探訪旅行」 最終日

朝早起きして倉敷美観地区を一周、裏の鶴形山公園にある阿智神社まで足を伸ばす。

宿泊した料理旅館「鶴形」 朝の静かなたたずまい

美観地区、NO.1の老舗旅館「くらしき」 料金もNO.1だ

4世紀・応神天皇の時代、朝鮮から帰化した阿知使主(あちのみこと)の一族が建立したと言われる阿智神社。

大原邸前の桜。

いよいよ今日は最終日、純和風の朝食の後、長躯べんがらの里「吹屋ふるさと村」へ。高梁まで1時間強、更に山また山を1時間、ようやく入り口の「広兼邸」へ到着。この山奥にこんなお城のような豪邸があろうとは・・・全員しばらく言葉が出ない!広兼氏は銅とベンガラで財をなし、2代目当主が1810年、石垣に囲まれた雄大きわまりないこの邸を築いたという。映画「八つ墓村」のロケ地として2度にわたり放映された。

吹屋ふるさと村の町並み、ベンガラ格子の堂々たる町屋が建ち並ぶ

弁柄は、ローハと呼ばれる銅の副産物「硫化鉄」を釜焼き、溶解、精製して造られる朱色の顔料で、衣類・陶磁器・防腐剤など今でも幅広く利用されている。ベンガラという名前は、インドのベンガルから命名されたと伝えられる。
写真は、当時の工場を再現した「ベンガラ館」

2泊3日の同窓会旅行は、盛りだくさんの内容を全て消化し終了、「友情」と「岡山の素晴らしさ」を、再発見する旅だった。名残惜しいが再会を誓って岡山駅にて解散。幹事のOさん・Fさんに感謝!