アメリカ旅行5日目、バッドランドからラシュモア山へ

スーフォールズの町名の由来となった公園へ立ち寄る。意外なことに立派な滝があって、びっくり。昔は、この水力を利用して製粉工場があったとか・・・

80マイル西へ走ったミッチェルで降り、「コーン・パレス」を見に行く。文字通りコーンで作った宮殿だが、いかにもアメリカ人的発想の観光地だ。最初に作られたのは1892年、それほぼ毎年作り直され現在の立派な建物となっている

更に90号線を西へ。アメリカの高速のEXIT番号は合理的で、すべて州境までのマイル数で表示されている。例えば、昨日泊まったスーフォールズは396、ミッチェルは325、今日泊まるラピッドシティは57、という具合で実に判りやすい。(今日の行程も、高速だけで340マイルとなる)

サウスダコタ州のイメージは、西部劇からの連想で荒涼とした砂漠・・・と思っていたが、見渡す限り緑の平原が延々と続く美しい土地だ。馬・牛など家畜にまじり、鹿も時々見かける。

2輪車もよく走っている。殆どが、中年以上のライダーで、車は100%ハーレーだ。

バッドランズ国立公園。フランス人の探検家が横断に苦労したことからこの地名がついたと言われる。とにかく広い、そして地球とは思えない景色が一面続く、特に鮮やかな地層のラインが美しい。

マウント・ラシュモア国定記念物。ラピッドシティの南、ブラックヒルズの森の中の岩山に、4人の大統領の顔を刻んだ巨大な彫刻。左から、ワシントン・ジェファソン・ルーズベルトリンカーン。真ん中の二人が判らず、友人T氏の奥さんに聞いてもらう・・・聞くは一時の恥、とは言うものの、「そんなことも知らず、ようここまで来るなぁ〜」という、あきれた顔が思い出される。

夕食は、「パウダーハウス」(昔は、火薬庫だったのか?)にて。落ち着いたログハウス調のレストラン。チキン・パルメザンなるスパゲティを注文したが、そのボリュームに圧倒される、味もイマイチ。

今夜の宿は、夫婦で経営するB&B「スイートグラス・イン」。2泊分(朝食付き)で175ドル。サンディエゴ出身の奥さんShariの趣味か?カントリー調の家具でまとめられ、清潔で雰囲気のあるホテルだ。周囲は自然がいっぱいで、鹿・コヨーテなども出てくるという。