ニュージーランド旅行4日目 ミューラー小屋(1,800m)へのトレッキング

今日は、前半のハイライト!1番きついと言われている、セアリーターンズ(1,250m)から更にミューラー・ハット(1,800m)へ直登するルートへチャレンジ。
宿泊しているマウントクック・ビレッジの標高は中心となるハーミテッジ・ホテルで762mなので標高差1,000mの上りとなる。
注)ハット:山小屋
天気もよさそうなので、日の出とともにスタート予定。

早朝のキッチンはガランとしている。

大型冷蔵庫が3台、それぞれ空にする曜日が決まっている。

整理棚とリサイクルコーナー
各自、ネームタグを貼り付けて食品類を棚に収納する仕組み

今日の朝食は、ピザ・トースト・紅茶

7:00出発、YHA周辺はまだ暗い・・・

朝もやの中から、マウント・セフトンが顔をのぞかせる

ハーミテッジ・ホテル前からルートが始まる

人懐こいが、朝のご挨拶

ミューラー・ハットは、この山の裏側だ。好天の気配・・・

セアリー・ターンズへの登り道
何と、飲料水を忘れたことに気づく。8時間の行程を水無しでは歩けない。清水がしたたり落ちている斜面で水分を補給する。

9:30セアリー・ターンズ到着。快調なペースだ。
まだ、雲がかかってはいるが、目の前にミューラー氷河が広がる。

ミューラー・ハットへの分岐点。更に2時間の上りが続く!

マウント・セフトンのピークが見えてきた

更に高度を稼ぐと、マウント・セフトンが、くっきり見える

カナダから来たお嬢さん達に出会う。昨夜はミューラー・ハット泊まり、日の出は最高だった!とか・・・

潅木地帯も越え、ガレ場に入り、歩きにくい

あそこまで登れば尾根道!視界が広がるはずだ・・・

これぞマウント・セフトン!さえぎるものは何も無い!(標高3,158m

最後の難所にさしかかる!

やっと、遠くにミューラー・ハットが見えてきた!

11:40 ついに到着、ミューラー・ハット!(標高1,800m標準より時間はかかったが、写真を撮りながら、マイペースなので・・・去年のボルネオと違い、足が吊らないでもったのが嬉しい。カトマンズのストックのおかげか?

手の届きそうな距離にある、ミューラー氷河!

雲ひとつ無い、絶好の天気に恵まれ、絵葉書のような「アオラキ/マウント・クック」(標高3,754m
アオラキとは、マオリ語で「雲を突き抜ける山」との意。年平均降水量4,000mm、降水日数149日という不安定な気候の地で、最高の天気に恵まれるとは実にラッキー!

ミューラー・ハットで出会ったドイツの若者。9ヶ月旅行を続けている・・・とか。休暇の考え方が根本的に違う!

ミューラー・ハットに備え付けの、キッチン用具
2段ベッド、コンロ(点火用にライター必要)など完備。宿泊料は$22(ビジターセンターにて支払い)

清水を利用した簡易水道があり、水無し登山者にとって有り難かった!!

少し離れた場所にトイレ完備、簡素ながら頑丈な造り。

小1時間ミューラー・ハットで休み、12:30出発 さよなら!ミューラー小屋…

ミューラー・ハットを振り返る。オレンジ色のポールがガレ場での目印だ。

氷河を見下ろしながら、ひたすら下る

エーデルワイスの咲いた後、夏はさぞかし・・・と思わせる!

名残惜しい、アオラキ/マウント・クック

13:50 セアリー・ターンズが見えてきた。その下に、ミューラー湖。更に、奥に見えるのが明日予定しているフッカー湖。

フッカー・バレー全景、手前のフッカー川がタスマン川に合流しプカキ湖へと注ぐ。
手前にWhite Horse Hill Campground、右下にマウント・クック・ビレッジが見える。

さすがに下りは早い!ケア・ポイント・ウォークとの分岐点を過ぎ、ハーミテッジ・ホテルへと平坦な道を戻る

振り返ると、アオラキ/マウント・クックがくっきり見える

ハーミテッジ・ホテル前から、アオラキ/マウント・クックを望む

16:00 YHA着、約9時間の行程を無事終了!

お祝いに、帰りに6.5$も出して買ったビールで乾杯!

今夜の夕食も、The Old Mountaineers' Cafe

今日のパスタ「カルボナーラ&ビール・ワインで$33!

この店は、4時からのHappyHourがオススメ!
店内からアオラキ/マウント・クックが眺められるし、ビール・ワインも安い!

夕暮れの、アオラキ/マウント・クック

夕陽に映える、アオラキ/マウント・クック

食後は、5分間、真っ暗闇を帰る。
但し、ホテルの施設の近くは、さりげなく明かりがついているので助かる。