ニュージーランド旅行7日目 最難関アバランチ・ピーク・トラックに挑戦!

アーサーズパス国立公園のトラックの中で、もっとも難しいと言われている、アバランチ・ピーク・トラック(1,833m)に挑戦。(アバランチ=雪崩

ビジターセンターでもらったガイドブックにも「未経験者は上らないように・・・」と書いてあるように、ビレッジから1,100mの直線的な登りはたしかにきつかった。特に、頂上直下のガレ場は左右ともに切り立った断崖でスリル満点。

6時起き、朝食を済ませ、昼食のサンドイッチも準備して、8:15にYHAすぐ下からスタート

初めのうちは、道も緩やかだが・・・

アバランチ・フォール

昨日の雪がまだ残っている


途中、ディア・ハンターに出会う。さっき、鹿をしとめたが、鹿が崖下に転落したので探しに行くのだ・・・と言っていた。屈強な若者だが、鹿を担いで、この急斜面を帰るのだろうか?更に、同じYHAに泊まっているドイツ人の女性にも追い抜かれる。

森林限界を越えると、タソック草とはい松地帯。一挙に見晴らしが良くなった。

右手に、ちらと、この国立公園主峰マウント・ロールストンのピークが見えてきた。昨日の雪をかぶって、実に神々しい姿だ。初めて、このルートが、たいした山でもないのに人気のある理由が判った。

スコッツ・トラックとの合流点から頂上までが最も気を使う登りだ。左右ともに数100mの断崖絶壁で細心の注意が必要。

ピークから登ってきた道を振り返る、もう一度この道を通らなければ帰れない・・・


11:30登頂!360度の展望は素晴らしい、しかも正面のマウント・ロールストン1,833mとその南に広がるクロー氷河が手に取るように眺められる!

頂上で出会った二人、右の女性は途中追い越されたドイツ人で同じYHAに宿泊している人

下りは、傾斜が少し緩やかなスコッツ・トラックを選ぶ。少し判りにくいが、分岐点から大きな岩を回り込んだ所からスコッツ・トラックのルートが始まる。確かに、アバランチ・トラックより傾斜はゆるいが、雪解けでぬかるみ、滑りやすくなっているので気を使った。

スコッツ・トラックより、アバランチ・ピーク方向を振り返る


昨日上った、デビルズ・パンチボール・フォールズが正面に見える。

ビーリー川をはさんで対面の山、マウント・エイクン(1,858m)

更に下ると、アーサーズ・パス・ビレッジが見渡せる


13:45 国道73号線まで降りてトラックは終わり、5分でYHAへ帰る。結局上り3時間15分、下り2時間と、予想以上に早く帰れた。天気は快晴で、風もなく気温もほどほど、最高のコンディションに恵まれラッキーだった。

YHAでは、ティータイムをとりながら明日のルートを検討。
比較的上りが緩やかで、眺めが最高のBealey Spur Track に是非行きたかったが、往復の足の確保が難しく断念。(Spur:山の突出部)
余裕のある人には、強くこのルートをお薦めする!


洗濯&ドライ(各$2)をかけてメールチェック。

インターネットは2時間10$でけっこう高い。ただ、パスワードは全国のYHAで共通、時間が残っていればどこのYHAでも使えるので便利ではある。ちなみに、摂津屋の今のパスワードは2010年3月まで有効と記されていた。(YHA:Youth Hostel Accommodation)

今日の夕食は、昨日と同じく、ビール&ワイン&ピザ&サラダ(ピザの味はイマイチ!)
もっと食材に気を使えばよかったのに・・・と、反省!
ただ、ワイン選びは正解だった!!