中国四川省 世界遺産「四姑娘山」紀行 第4日目 長坪溝ルート

部屋は寒かったが、電気敷毛布のおかげで熟睡できた。
朝は、近所のコンビニで買った大型カップとパンで簡単に済ませる。

日隆鎮の朝、客が少ないので閑散としている

宿泊した「山之旅背包客棧」 、「背包」はリュックの意。

四姑娘山トレッキングは大きく3ルートある。長坪溝・双橋溝・海子溝の3ルートで、それぞれ特徴があり、これを3日かけて回る予定だ。
今日は天気も良さそうなので、四姑娘山主峰の西に広がる、森と渓谷が美しい長坪溝ルートへチャレンジすることにした。
旅館の女将からの提案、「登山口のチベット寺院址までの車での送迎と入場料込み込みで90元
入場料だけでも、70元だし、登山口まで歩くと30分はかかりそうなので、お願いする。

乗せてもらったワゴン車。

9:00 登山口、人の歩く桟道と馬の道は違う・・・

歩きよい桟道、これがずっと続くと思っていたのだが・・・

どうどうと流れる急流を右手に見ながら桟道をすすむ

虫虫脚瀑布」、滝はたいしたことは無いが、四姑娘山の眺めに圧倒される
また、この辺でパンダが目撃されたとも書いてある

その虫虫脚瀑布から四姑娘山を遠望する
四姑娘山(スー・グーニャンシャン)と初めてのご対面、姿・形の美しい山だ!

枯木灘上高地大正池のようだ。標高すでに3,470m!

主な地点に、このような案内板が設置してあり、わかり安い。

枯木灘より主峰を望む

枯木灘で桟道は終わり、馬道を人も歩かねばならない
ぬかるんでいるので、とても歩けない!馬に荒されてない森の中を歩くしかない、回り道だし、実に歩きにくい。「世界で最も歩きたくない山道」と名付けたい!

龍洞より主峰を望む

龍洞より上流を遠望

下干海子 海子は山中の池の意味、少し開けた草原となっている

時々、谷川を渡る。丸太を渡しただけの橋は滑るので危険だ。

上干海子


紅葉が美しい

両河口 二つの流れがここで合流する

両河口より上流を望む

紅石陣より主峰を望む

前にも後ろにも登山客が居ない!
ふと、気配を感じると、馬が放牧されていた

13:00 折り返し点の木騾子に到着。標高:3,700mもっと先に行きたいが、帰りも同じだけ時間がかかりそうなので、ここで引き返すことにする

「木騾子」より、主峰北西壁を遠望

17:00 出発点のチベット寺院址に到着、夕陽に四姑娘山が映える

あまりにも天気が良いので、追加料金50元払って、通行止めになっている巴郎山方面へ、展望台として有名な猫鼻梁へ寄り道してもらう。猫鼻梁では、多くのカメラマンが集まっていた!

四姑娘山全景、左から、四娘山主峰6,250m・三姑娘山5,355m・二姑娘山5,276m・大姑娘山5,025m

猫鼻梁から四姑娘山主峰を望む

主峰南壁 拡大


夕食は、昨日に同じく旅館の女将の手作りだ
ヤク肉の茸炒め

空芯菜炒め

夕食後、思い切って、ぬるいシャワーを浴びる。
寒かったが、やはりすっきりする。

明日も天気が良さそうなので海子溝へ行くことにする!


注)1元=15円